雨漏りの修理

【シーリングとコーキングの違いは?】役割や種類についても解説

こんにちは、ヤブ原産業株式会社です。

今回は【シーリングとコーキングの違いは?】種類や役割についても解説についてお話していきます。

  • そもそもシーリングって何?
  • シーリング材って「コーキング材」とも聞いたことがあるけど、具体的にどう違うの?
  • シーリング材の役割を知りたい!
  • シーリング材ってどんな種類や使い方をしているのか知りたい!

という方に向けて、悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら【弊社ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロだから】です。
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記事の前半では「シーリングとは?コーキング材との違い」について解説しつつ、記事の後半では、「シーリング材の役割・種類とは?」についても解説します。

この記事を読み終えることで、建築用語である「コーキング材」との違いも理解できるとともに、「シーリングの役割・どんな場所にどんなシーリング材を使うか」が分かり、業者さんが正しくシーリング材を使えているか自分の目で確かめることができますよ。

ぜひ、最後までご覧くださいね。

シーリングとは?

シーリングとは、建物の気密性や防水性向上を目的として、隙間を目地材などで充てんすることです。
その材料である、パテなどのことを、シーリング材・シーリング剤または単にシーリングとも呼ばれています。

シーリングとコーキングの違いとは

建築現場では、基本同じ意味で使われていますが、厳密には形状が決まっているものを「シーリング」、チューブ状の専門容器コーキングガンから自由な形状で施工するものを「コーキング」と呼ぶことが多いです。

ただ、「シーリング」と「コーキング」は建築現場では同義語として使われることが多く、同じものとして扱われているという認識で良いでしょう。

現場ではどちらも「チューブ状の専門容器コーキングガンから自由な形状で施工する材料」という意味として使われています。

シーリング材の2つの役割

屋根や外壁に、使われることの多い「シーリング材」。

見たことはあるけど、具体的にどんな役割を果たしているの?と、疑問に思ったことはありませんでしょうか?

実は、何気なく使われているシーリング材が、建物の防水性や耐久性を守るために重要な2つの役割を果たしています。

  • 建物の隙間を埋めて「防水性」を高める役割
  • 建材同士がぶつからないように「クッション」としての役割

一つずつ見ていきましょう。

建物の隙間を埋めて「防水性」を高める役割

シーリング材は「外壁材と外壁材の隙間」や「窓やドアのサッシ周り」によく使用されています。

このような異なる材料を組み合わせるときには、よく「隙間」が生まれます。
この隙間を埋めなければ、雨水などが侵入し簡単に雨漏れを引き起こしてしまうのです。

建物内部にも水が溜まりやすく、躯体の腐食や劣化を進めてしまいます。

シーリング材は、建物の隙間を埋めることで「防水性」を高める役割をはたしているんですよね。

建材同士がぶつからないように「クッション」としての役割

外壁のコンクリートやサイディング材の隙間に、シーリング材が充てんされているところを見たことはありませんか?

シーリング材は、コンクリートやサイディング材の間に「クッション」をつくって、建材同士がぶつからないようにしています。

なぜ「クッション」が必要かと言いますと、
実は、建物は外気温の温度変化や風などによって、目には見えない緩やかな動きをしているんです。

そのため、もし建材の間に硬い素材を隙間なく配置してしまうと、サイディングやコンクリート同士がぶつかって、割れたり歪んだりしてしまうということなのです。

シーリング材は、外壁の耐久性を守るための「クッション」としての役割もありますよ。

シーリング材の種類とその特徴

シーリング材には、主に次の4つの種類があり、それぞれ使用できる用途が異なります。
適切な用途で使用することで、しっかりと役割を果たすことができます。

反対に、誤った用途に使ってしまうと、シーリング材がうまく固まらなかったりすぐに剥がれてしまったりするなど、力を発揮できないので、種類と特徴を把握しておきましょう!

種類 特徴 使用用途
ウレタン系

耐久性が高い
・硬化するとゴムのような弾力で、密着性が高くなるので、外壁のひびわれ補修に向いている
・屋外では耐候性が低く紫外線に弱いので、塗装が必要
・硬化までに3~7日かかる

・外壁(ALC・窯業系サイディング)目地
・窓枠周りの目地
・コンクリートのひび割れ補修

シリコン系

・価格が安価
耐候性・耐久性、耐水性、耐熱性に優れている
・素材の特性上、充てん後に表面からオイルが出るので、上から塗装することができない
・基本的に外壁には使用しない

・ガラスまわりの目地
・浴室/浴槽/洗面台/キッチンまわり
アクリル系 ・水性タイプで伸びが良く、作業しやすい
・湿った箇所でも施工できる
・こうした時に肉痩せしやすく耐久性・耐候性が低い
・基本的に外壁には向かない
・塗装/クロスの下地処理
変性シリコン系

・完全硬化まで約3日と早く、外壁への使用に最も向いている
・シリコン系と異なり塗装することができる
・ウレタン系と異なり塗装しなくても充分耐候性に優れて強度が得られている
・シリコン系よりも耐久性が低く、ウレタン系よりも密着性が劣る
・他のシーリング材と比べて少し値段が高い

・外壁(ALC、窯業系サイディング、コンクリート)
・タイルの目地
・サッシ周り
・躯体
・板金加工など

ウレタン系は、耐久性が高いことが主な特徴なので、外壁のひびわれ補修などに塗装して使われることが多いです。

シリコン系は、室内の水回りやガラスまわりの防水に使われます。

アクリル系は、伸びが良く作業しやすいので、室内のクロスや塗装の下地処理に使われます。

変性シリコン系は、硬化までの時間が早く、塗装しなくても強度が保たれるので、最も外形への使用に向いています。

 

上記のように、シーリング系にはそれぞれ全く異なった特徴があり、それによって用途も向き不向きがあります。

正しく使用することで、シーリング材本来の役割を充分に果たせるということですね。

まとめ:定期的な鉄部塗装で建物の価値を守ろう!

いかがでしたでしょうか?

今回は、

  • シーリングとは?
  • シーリング材とコーキング材の違い
  • シーリング材の2つの役割
  • シーリング材の種類とその特徴

についてお話いたしました!

「シーリング材の2つの役割」を把握しておくことで、工事を依頼する際に「なぜこの工事は、シーリング材を使っているのか?」について、ご自身の目で確かめることができます。

また、「シーリング材の種類とその特徴」を把握しておくことで、「その工事のシーリング材は本当に正しいものを使っているのか?」を業者が出した工事内容から、ご自身でも確認することができるので安心ですよね。

ぜひ、今回得た知識を、工事を依頼するタイミングで生かしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

ヤブ原産業 工事営業部 

ヤブ原産業株式会社 工事営業部 一級施工管理技士 本社のある川口市を中心に、関東のアパート、マンション、一戸建てオーナー様の為に改修・修繕・補修工事に汗を流しています。