外壁改修工事

外壁シーリングの打ち替えタイミングと工事の流れとは?把握すべきポイント解説!

こんにちは、ヤブ原産業株式会社です。

今回は【シーリングの役割とは!】シーリングの役目や耐用年数などにについてお話していきます。

・シーリングが劣化しているように見えるけれど、打ち替えしないといけないのかな?

・シーリングの打ち替えが必要な気がするけれど、把握した方が良いポイントは何なのかな?

という方に向けて、悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら【弊社ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロだから】です。
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記事の前半では「シーリングの役割や寿命」について解説しつつ、記事の後半では「シーリングの打ち替えタイミングと修繕の流れ」について具体的に解説します。

シーリングの打ち直しタイミングというのは、わかりにくいと思っているお客様は少なくないと思います。しかし難しいことはなく、お客様でも劣化の状況の確認ができます。いち早く劣化に気づいて、良いタイミングでのシーリングの打ち直しとしましょう。
この記事を読み終えることで、シーリングに重要性や打ち直しについて分かるだけでなく、細かいポイントについても把握することができますよ。
シーリングの打ち直しが気になっている方は、ぜひ、最後までご覧くださいね。

外壁のシーリングとは

まず最初に、外壁のシーリングというのは何なのかを、ご紹介します。外壁材と外壁材とのジョイント部分や外壁と窓の取り合い部分などに充填する、ゴム状の材料です。

 

外壁は大きさが決まっており、外壁として貼る場合にどうしてもジョイント部分ができてしまうので、そのジョイント部分にシーリング施工を行って外壁を一体化させます。

 

また、外壁と窓などの開口部の間にもジョイントができてしまうので、そのジョイント部分にシーリング施工を行い、外壁と窓などの開口部分を一体化させます。

 

外部ということで防水性が求められ、シーリングというのは防水性が非常が高いので外部のジョイント部分に充填する材料として使われるようになりました。

 

外壁のジョイント部分や窓などの開口部とのジョイント部分などに施工されており、指で押すとゴムのように弾力があるのでお客様でもシーリングの位置がわかります。

 

シーリングには寿命がある

外壁シーリングの打ち替えタイミングの話をする理由は、外壁シーリングには寿命があるからです。外部なので紫外線などの外的刺激を受ける部分なので、経年劣化が発生してしまいます。

 

シーリングの施工状態や建物に環境などにもよりますが、おおよそ5~8年ほどで劣化してシーリングの効果を失ってしまいます。ここまで経年劣化の年数に幅がある理由は、先ほど記載した通り、施工した際の状態や建物の環境など、様々な理由により寿命が異なってしまう材料だからです。

 

外壁シーリングの打ち替えのタイミングのポイント

外壁シーリングを打ち替えしないといけないタイミングは、お客様から見てもわかるポイントが様々あります。どのような状態がシーリング打ち替えタイミングとなるのか、以下にご紹介いたします。

 

ひび割れ

シーリング材が劣化していくと、表面にひびが発生します。ひび割れを起こしているということは、シーリング材に柔軟性がなくなってきている証拠です。ゴムのように伸びる柔軟性が無くなってきているので、建物に地震などの動きが発生した場合に、シーリングが切れてしまい役割を果たせなくなってしまいます。

 

破断

シーリング材がひび割れした状態から放置しておくと、シーリング自体が破断してしまいます。破断してしまうと、細かい隙間から建物内部に雨などの水分が侵入してしまい、雨漏りとなってしまいます。

 

剥離

シーリングの剥離は破断より状態が悪くなっている状態であり、外壁材とシーリングの間で剥離しているので、隙間が発生している状態となります。シーリングとしての役割を果たしていないので、破断と同様に雨漏りの原因となってしまいます。

 

肉やせ

シーリングの肉やせは、シーリングの厚みが経年劣化により薄くなってしまい、外壁材との隙間ができてしまっている状態です。剥離と同様に外壁との隙間ができているので、雨漏りの原因となってしまいます。

 

欠落

シーリングが本来あるべき隙間からなくなっており、欠落した状態です。シーリング材が充填されている部分に収まっている力が無くなってしまい、シーリングが取れてしまい欠落状態となってしまいます。

 

1番多い原因は経年劣化ですが、施工不足やシーリングの選択ミスも原因の場合があります。シーリングが欠落しており本来シーリングがあるべき場所にない状態なので、早急に対応をしないと雨漏りの原因となってしまいます。

 

外壁シーリングが劣化した場合の修繕の工事の流れ

Male construction worker busy on a new house. A second worker in the background

外壁シーリング劣化した場合は、修繕を行い正常な状態に戻さないと雨漏りの原因になってしまいます。そのため、少しでもシーリングがおかしいと思ったら、業者に点検をしてもらいましょう。

 

外壁シーリングの修繕工事は、打ち替えが原則です。打ち増しといい既存のシーリングの上から新しいシーリングを充填する方法がありますが、それは絶対にしてはいけません。その理由は、古いシーリングと新しいシーリングはなじまないからです。そのため、古いシーリングの上から新しいシーリングを充填しても、短期間で劣化してしまいます。シーリングが劣化した場合は、既存のシーリングをきれいに取り除いた後に新規のシーリングを充填する、打ち直しをしないといけません。

 

外壁シーリングの打ち直しの工事の流れを、以下にご紹介します。

 

足場設置

外壁シーリング工事は2m以上の高所作業になるので、足場を設置しないといけません。梯子で施工するという業者もいるようですが、それでは安全性を保つことができなく、且つ精度もたかくならないので、必ず足場は必要となります。

 

既存シーリング材を取り除く

まず最初に、既存のシーリング材を綺麗に取り除きます。シリーングの溝の下部が綺麗に出るまで、丁寧に取り除きます。古いシーリングが少しでも残っている状態で新しいシーリング工事を行うと、必ず失敗してしまいます。そのため、全て取り除かないといけません。

 

バックアップ材もしくはボンドブレーカーを取り付ける

シーリングは左右の2面接着が鉄則なので、シーリング溝の底にバックアップ材もしくはボンドブレーカーを取り付けます。溝が深い場合はバックアップ材、それ以外の普通の溝の深さの場合はボンドブレーカーを取り付けます。

 

マスキングテープ貼り付け

シーリング材などの材料が他の部分に付着しないように、シーリングの溝の周りにマスキングテープを貼り付けます。シーリングの施工をする箇所を挟んだ両脇の外壁に、マスキングテープを貼り付けます。マスキングテープの貼り付け方によって、シーリング施工の精度が異なります。そのため、シーリング施工が上手い業者は、マスキングテープの貼り方も上手いです。

 

プライマー塗布

既存のシーリングを綺麗に取り除いた後、シーリングの溝部分にプライマーを塗布します。プライマーの塗布をきちんと施工することにより、シーリングの寿命が延びます。そのため、隅から隅まで丁寧に塗布します。

 

シーリング材充填

シーリング材を、奥までしっかりと充填します。簡単そうな施工に見えて、シーリング充填は非常に難しい工事です。奥まで隅まできちんと充填することで、シーリングの効果を最大限に発揮させることができます。

 

ヘラ押え

シーリング充填後、ヘラを使ってシーリングの上を均して綺麗に仕上げます。ヘラの抑え方というのも想像以上に難しく、ヘラ押えの技術によってシーリングの見た目の精度が変わります。

 

マスキングテープはがし

シーリング充填施工が終わったので、マスキングテープをはがします。ヘラ押えが終わったら、即マスキングテープをはがさないといけません。その理由は、シーリングが硬化してしまってからマスキングテープをはがすと、シーリングがガタガタになってしまい、綺麗な仕上がりにならないからです。

 

シーリング施工完了後点検

シーリング充填の施工が完了したので、足場撤去の前に精度を点検します。この際、不具合が見受けられた場合は、手直しをして万全の状態とします。

 

足場撤去・清掃

全ての高所作業が終わったので、足場を撤去します。足場を全て撤去した後、施工部分のゴミなどを清掃して綺麗にします。綺麗に清掃をして、工事前の綺麗な状態へと戻します。

 

外壁シーリングを劣化したまま放置しておくとどうなるのか

Neighbors have a water leak, water-damaged ceiling, close-up of a stain on the ceiling.

外壁シーリングが劣化していることを目で確認していても、そのまま放置してしまう方は少なくありません。外壁シーリングの劣化を放置しておくとどうなるのか、以下にご紹介します。

 

雨漏りの発生

シーリングが劣化して建物の中に雨などの水分が入り、雨漏り状態となってしまいます。建物の中に雨などの水分が入ると、断熱材の劣化、カビの発生、湿度が高い建物になるなど、様々な水分による影響を与えてしまいます。

 

建物の中は水に触れてはいけない材料ばかりなので、水分が入り込むことにより様々な部分が劣化していきます。

 

寿命の短い建物になる

様々な部分に雨などの水分を侵食させてしまうことは、建物の柱などの構造体にも水の影響を与えてしまいます。構造体に水の影響を与えてしまうことにより、構造体の腐食やシロアリの発生による影響などにより、もろい構造体の建物となってしまいます。

 

少しの動きにも揺れる弱い建物になってしまい、地震が発生することで建物倒壊の恐れもあります。短い寿命の建物となってしまい、長く住み続けることができなくなってしまいます。

 

まとめ:少しでもシーリングの状態が変だと思ったら打ち直しを!

シーリングの劣化状態を少しでも感じたら、業者に点検をしてもらいましょう。雨などの水分をブロックしている部分がシーリングなので、劣化状態で放置してしまうと、建物をダメにしてしまいます、長く我が家に住み続けるためにも、少しでもシーリングの劣化が気になったら、打ち直しを検討しましょう。

お客様のシーリングの劣化の早期発見が、建物の寿命を左右させます。

ポイントは、3つです。

・シーリングには寿命がある(永遠に使い続けることはできない)

・シーリング打ち替えのポイントは意外と見分けやすい

・シーリング劣化放置は建物の寿命低下へと導く

ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロです。

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この記事を書いた人

ヤブ原産業 工事営業部 

ヤブ原産業株式会社 工事営業部 一級施工管理技士 本社のある川口市を中心に、関東のアパート、マンション、一戸建てオーナー様の為に改修・修繕・補修工事に汗を流しています。