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【壁をデザインする”ジョリパット”とは?】塗装依頼する際の注意点も解説

2023.01.11

こんにちは、ヤブ原産業株式会社です。
今回は【壁をデザインする”ジョリパット”とは?】についてお話していきます。

・室内や外壁を土壁調や漆喰調にしたい!
・壁をデザインできるジョリパットの特徴を教えてほしい!

・実際に塗装工事を頼むとき、どんなことに注意すればいいか知りたい!

という方に向けて、悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら【弊社ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロだから】です。
→埼玉・都内の改修工事なら弊社にお任せください!塗装工事の施工実績は改修工事.jpから

今回は、壁をデザインする意匠性塗材「ジョリパット」の魅力と、実際に塗装工事を依頼する際に失敗しないためのポイントを徹底的に解説していきます。

・室内や外壁を土壁調や漆喰調にしたいけれど、どうすればいいかわからない
・デザイン性の高い壁材を探している
・ジョリパットの具体的な特徴やメリット、デメリットを知りたい
・塗装を依頼する際、どんな業者を選べばいいか知りたい

この記事を最後までお読みいただくことで、ジョリパットが持つ無限のデザインの可能性と、長持ちさせるための知識を身につけることができます。
ぜひ、あなたの理想の空間づくりにお役立てください。

Table of Contents

ジョリパットとは?

※画像:アイカ工業

ジョリパットは、外壁や室内リフォームによく利用される意匠性塗材です。
ペンキなどとは違い、表面に模様をつけることができるので、土壁や漆喰調を思わせる独特の優しい風合いがあり、個性的でデザインの効いた壁を作ることができます。
デザイン性だけでなく、耐久性や機能性に優れていることにも定評がありますよ。

「アイカ工業」のジョリパットは、1975年の発売以来50年以上の実績があります。
色や細かい模様によって160種類以上ものラインナップがあり、建築仕上げ材としての性能も高いことでも有名です。
今回は、アイカ工業のジョリパットをもとにお話していきます。

ジョリパットが選ばれる3つの理由

※画像:アイカ工業

多くの建築現場でジョリパットが選ばれるのには、単なるデザイン性だけではない、確固たる理由があります。

1.無限のデザイン性
カタログに載っている定番の模様だけでなく、職人の技術とセンスによって、世界に一つだけのオリジナルデザインを生み出すことができます。

2.優れた機能性
デザイン性だけでなく、耐久性、耐候性、そしてひび割れしにくい柔軟性など、高い機能性を兼ね備えています。

3.安全性
ホルムアルデヒド放散量が最も少ないF☆☆☆☆(エフ・フォースター)等級を取得しており、室内でも安心して使用できます。

ジョリパット デザイン面に関するメリット

※画像:アイカ工業

デザイン面メリット①仕上げ色やデザインが豊富

アイカ工業のジョリパットは、約140色のカラーと100種類以上のパターンを組み合わせることができます。
これは単純計算でも1万通り以上の組み合わせがあることを意味します。
土壁調や漆喰調、砂壁調、コンクリート調、さらには木目調や石目調など、あなたのイメージするあらゆる表現が可能です。

公式サイトやカタログには、数多くの施工事例が掲載されています。
「塗り壁材でこんなに自由なデザインができるんだ!」と、きっと驚くはずです。
あなたの創造性を刺激し、デザインの幅を広げてくれることでしょう。

デザイン面メリット②仕上がりの表現が豊富

ジョリパットは、コテ、ローラー、吹き付けなど、様々な道具を使って施工されます。
同じ色、同じパターンでも、使用する道具や職人の塗り方によって、仕上がりの表情が全く異なります。

例えば、コテを使った「ランダムな波模様」は、職人の手跡がそのまま模様となり、見る角度や光の当たり方で陰影が変わり、深みのある壁面を演出します。
ローラーや吹き付けによるパターンは、より均一で洗練された印象を与えます。

【ここでワンポイントアドバイス】
職人さんの技術やセンスによって仕上がりが変わるため、依頼する際は必ず「塗り板サンプル」を依頼しましょう。
実際の仕上がりを事前に確認することで、イメージのずれを防ぐことができます。

デザイン面メリット③色褪せしにくい

特に外壁に使用する場合、色の美しさを保ち続けることは非常に重要です。
ジョリパットは、顔料がアクリル樹脂の内部にしっかり定着しているため、紫外線による劣化や色褪せが起こりにくいという特徴があります。

アイカ工業の「ジョリパット∞(インフィニティ)」は、独自の技術により、発売から30年経ってもほとんど色褪せしないと公表されています。
これにより、塗り替えサイクルを長く保ち、外観の美しさを長期間維持することが可能です。

ジョリパット デザイン面に関するデメリット

デザインデメリット①汚れが溜まりやすい

ジョリパットの魅力である凹凸は、同時にデメリットにもなり得ます。
凹凸部分にホコリや排気ガスなどの汚れが溜まりやすく、特に交通量の多い道路沿いや、樹木が多い場所では注意が必要です。

しかし、このデメリットは日頃のメンテナンスで軽減できます。
柔らかいブラシやホウキを使って優しく払う、もしくは低圧での洗浄を行うことで、美しさを保つことができます。

ジョリパット 機能面に関するメリット

※画像:アイカ工業

機能面メリット①耐用年数が長い

一般的な外壁塗装に使われるシリコン塗料の耐用年数が7~10年であるのに対し、ジョリパットの耐用年数は15~20年とされています。
これは、塗り替え回数を減らすことにつながり、長期的に見ればメンテナンスコストを抑えることができます。

また、種類によっては不燃性や防火性に優れているものもあり、建物の安全性を高めることにも貢献します。

▼外壁塗装の塗り替え時期について詳細はこちら
【外壁塗装の塗り替え時期を決める2つのサインとは?】放っておくと〇〇なことに…!

機能面メリット②ひび割れしにくい

ジョリパットは、漆喰や珪藻土といった天然素材の塗り材と比較して、ひび割れが起こりにくいという大きなメリットがあります。
これは、ジョリパットが柔軟性に富んだアクリル系樹脂でできているためです。
建物のわずかな揺れや動きに追従し、ひび割れを防いで雨水の侵入を阻止します。

ひび割れは、建物の構造体を劣化させる原因となるため、この「ひび割れしにくい」という特性は、建物の寿命を延ばす上で非常に重要な機能と言えます。

機能面メリット③カビや藻が発生しにくい

日本の高温多湿な気候では、外壁にカビや藻が発生しやすいのが現状です。
ジョリパットは、防カビ・防藻成分が配合されているため、景観を美しく保つだけでなく、カビや藻による塗膜の劣化を防ぎ、建物の耐久性を維持します。

機能面メリット④安全で低刺激

ジョリパットは、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドの放散量が最も少ないF☆☆☆☆の等級を取得しています。
さらに、シンナーなどの刺激臭のある溶剤を使用しない水性タイプのため、室内でも安心して使用できます。

ジョリパット 機能面に関するデメリット

機能面デメリット①高圧洗浄で剥がれることがある

ジョリパットの凹凸は、汚れを落とすために高圧洗浄を使用すると、表面の塗膜が剥がれてしまうリスクがあります。
特に、劣化が進んでいる場合や、古い建物では注意が必要です。

メンテナンスの際は、業者に相談し、低圧での洗浄や、手洗いでの洗浄を検討しましょう。

ジョリパット 施工面に関するメリット

※画像:アイカ工業

施工面メリット①耐久性が高いので塗り替え回数を減らせる

ジョリパットは、耐久性も高く色褪せしにくいという特徴があるため、通常より塗り替え回数を減らすことができます。

手間のかかる塗装メンテナンスの回数を減らせるため、結果的にコストを抑えることができますよ。

施工面メリット②メンテナンスが簡単

普段のメンテナンスは、前述したように、柔らかいブラシと水での洗浄で十分です。

また、塗り替えの際には、既存のジョリパットの質感を活かしながら、色を変えたり、防水性能を回復させたりできる「ジョリパットフレッシュ」という専用の改修塗料があります。
これにより、大がかりな工事をすることなく、比較的簡単にリフォームが可能です。

ジョリパット 施工面に関するデメリット

施工面デメリット①施工に技術が必要

ジョリパットは、職人さんの手作業による部分が非常に大きいため、技術力が仕上がりを大きく左右します。
メーカーのカタログに載っている美しいパターンを再現するには、熟練の技術と経験が必要です。

経験の浅い職人さんが施工した場合、ムラができたり、カタログのイメージとは全く違う仕上がりになってしまうことがあります。

施工面のデメリット②下地の施工不備でひび割れが起こることがある

ジョリパットは、種類にもよりますが厚みを0.5㎜~1㎜ほどで施工できる伸びの良い製品です。
施工の柔軟性がある反面、下地の凹凸を拾いやすいという特徴があります。
室内に使用する場合、石膏ボード同士の境目は、しっかりとパテ処理をする必要があります。

仕上げの技術だけでなく、下地を整える力量も試される製品です。

施工面デメリット③次の塗り替えに使える塗料が限られる

一度ジョリパットで施工した壁は、弾性塗料などの伸縮性がある塗料を使うことができなくなります。
耐用年数が来た際は、「ジョリパットフレッシュ」シリーズを使って塗り替える場合がほとんどです。
塗り替え後も踏まえて、ジョリパットを検討してみましょう。

ジョリパットを塗装依頼する際の注意点

ここまでお話してきたジョリパットのメリット・デメリットから、ジョリパットはデザイン性・機能性に優れている反面、施工が難しいという特徴があることが分かりました。
そのため、ジョリパットを塗装依頼する際は、必ず職人さんの施工実績を確認するようにしましょう。
ジョリパットの塗装に慣れていない職人さんの場合、カタログの模様と実際の仕上がりが大きく異なってしまう場合があります。

ジョリパットに限らず吹付等で模様やパターンをつける施工方法は職人さんにより違いが明確に出てしまいます。
塗板サンプルでどんなに良い物でも経験の浅い職人さんではなかなかうまくいかないのが現状です。

1.施工実績と技術力を必ず確認する

ジョリパットは、同じ製品、同じパターンでも、職人によって仕上がりが大きく異なります。
後悔しないためには、依頼する業者の施工実績と技術力を必ず確認しましょう。

・施工実績
ジョリパットの施工事例を数多く持つ業者を選びましょう。
写真だけでなく、可能であれば実際に施工された物件を見学させてもらうのも良いでしょう。

・技術力
「一級塗装技能士」のような国家資格を持つ職人さんがいるかどうかも、技術力を判断する上で一つの目安になります。
これらの資格は、高いハードルをクリアした技術の証明です。

【一級塗装技能士とは】
一級塗装技能士は、国家検定である「技能検定」の塗装部門で、最も高いレベルの技術と知識を持っていると認められた人に与えられる資格です。
豊富な実務経験がないと受験できないため、取得者は間違いなく“ベテランのプロ職人”。

この資格は、ただペンキを塗るだけでなく、下地処理から仕上げまで、建物や物の塗装に関するあらゆる工程において、高度な専門知識と熟練した技術を持っていることの証明になります。

2.塗り板サンプルを必ず作成してもらう

カタログや写真だけでは、実際の仕上がりを正確にイメージするのは難しいものです。必ず、依頼する色とパターンで、実際の塗り板サンプルを作成してもらいましょう。

光の当たり方で色や陰影の見え方が変わるため、昼と夜、晴れの日と曇りの日など、様々な条件でサンプルを確認することをおすすめします。

3.塗り替え時のことも考えておく

ジョリパットは耐久性が高いのですが、いつか必ず塗り替えの時期が来ます。
一度ジョリパットで施工した壁は、一般的な弾性塗料など、伸縮性のある塗料では塗り替えができません。

塗り替えの際には、専用の「ジョリパットフレッシュ」シリーズを使うことがほとんどです。
業者に、将来的なメンテナンスや塗り替えについてもしっかりと相談し、納得した上で依頼するようにしましょう。

弊社ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロです。
ジョリパット施工や実績については、Instagramでも紹介しています。
ぜひ、覗いてみてくださいね。

弊社のジョリパット施工は、お客様にサンプル以上と褒められたこの言葉を頂く為に職人さんと日々努力しています。
また、サンプルに載っていないような仕上げも要望に応じて施工可能なので、お気軽にご相談くださいね。

ジョリパットの施工事例紹介

※画像:アイカ工業

ここでは、ジョリパットがどのように空間を彩るか、具体的な施工事例をいくつかご紹介します。

事例1:外壁を和モダンな土壁調に

昔ながらの土壁の風合いを、現代的な住宅の外壁に取り入れた事例です。
ジョリパットの「土壁調」パターンを使用し、温かみのあるベージュ系のカラーで仕上げました。

Before: 一般的なサイディングの外壁
After: 柔らかな凹凸と優しい色合いが特徴的な、和モダンな印象の外壁に生まれ変わりました。見る角度によって表情を変える壁面が、住まいに趣を与えています。

事例2:リビングの壁を漆喰調に

リビングの一面を、ジョリパットの「漆喰調」パターンで仕上げた事例です。

Before: クロス貼りの一般的な壁
After: 漆喰のような独特のテクスチャーと、白すぎないオフホワイトのカラーが、部屋全体に落ち着きと清潔感をもたらしました。照明の光が壁面に複雑な陰影を作り出し、空間に深みを与えています。

事例3:個性的なカフェの内装

コンクリート打ちっぱなしのような、インダストリアルな空間を演出したいというカフェオーナーからの依頼です。

Before: 普通の壁面
After: ジョリパットの「コンクリート調」パターンと、グレー系のカラーで仕上げることで、無機質でありながら温かみのある、個性的な空間を作り出しました。壁面の凹凸が、お店のコンセプトに深みを与えています。

ジョリパットの施工は実績のある業者に頼もう!

いかがでしたでしょうか?
ジョリパットは、その圧倒的なデザイン性と優れた機能性で、あなたの住まいを格段に魅力的にしてくれる素晴らしい建築材です。
しかし、その魅力を最大限に引き出すためには、実績と技術力のある業者選びが不可欠です。

・ジョリパットは、デザイン性と機能性に優れた意匠性塗材である。
・色やパターンが豊富で、ひび割れしにくいなどの機能も兼ね備えている。
・施工には高度な技術が求められるため、業者選びが非常に重要。
・施工実績や塗り板サンプルで、業者の技術力をしっかり見極めよう。

ぜひ、この記事を参考に、あなたの理想の空間づくりをジョリパットで実現してください。
ご質問やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
あなたの理想を形にするお手伝いをさせていただきます。

〇【ジョリパット施工】は、長年多様な塗装経験のある一級塗装技能士を中心にお願いしております。
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