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【外壁シーリングの打ち替え時期を決める2つのサインとは?】メンテナンスを失敗しないためには?

2023.01.13

こんにちは、ヤブ原産業株式会社です。

今回は【外壁シーリングの打ち替え時期を決める2つのサインとは?】メンテナンスを失敗しないためには?についてお話していきます。

・外壁シーリングの打ち替え時期が知りたい!
・劣化しているみたいだけど、放っておくとどうなるの??

・施工してから1,2年で劣化してきてしまった…メンテナンスを失敗しないためには?

という方に向けて、悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら【弊社ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロだから】です。
→埼玉・都内の防水工事の施工実績は改修工事.jpから

実は、シーリングの劣化は「施工不備」であることも多いんです。

この記事を読み終えることで、外壁シーリングの打ち替え時期が分かるだけでなく、次のメンテナンスで失敗しないコツについても分かりますよ。
外壁シーリングのメンテナンスについて気になっている方は、ぜひ、最後までご覧くださいね。

シーリング打ち替えとは?外壁を守る重要な役割

シーリング打ち替えとは、建物の外壁や窓枠、ドア枠などの隙間を埋めるシーリング材(コーキング材とも呼ばれます)を新しく交換することです。
このシーリング材は、建物の防水性、気密性、そして美観を保つ上で非常に重要な役割を担っています。

なぜシーリング打ち替えが必要なのか?

なぜシーリング打ち替えが必要なのでしょうか?
その理由は、シーリング材が時間と共に劣化していく消耗品だからです。
紫外線や風雨、気温の変化に常にさらされることで、シーリング材は徐々に硬化し、ひび割れ、剥がれ、痩せ(やせ)などの劣化症状が現れます。
これらの劣化を放置すると、以下のような深刻な問題を引き起こす可能性があります。

• 雨漏り・浸水
シーリング材のひび割れや剥がれから雨水が建物内部に侵入し、雨漏りや構造材の腐食を引き起こす可能性があります。これは建物の耐久性を著しく低下させ、大規模な修繕が必要になるケースもあります。

• 断熱性の低下
隙間風が室内に入り込むことで、冷暖房効率が悪くなり、光熱費が増加する原因となります。

• カビ・結露の発生
湿気が建物内部に侵入することで、カビや結露が発生しやすくなり、健康被害や建物の劣化を招きます。

• 外壁の損傷
浸水した水が凍結・融解を繰り返すことで、外壁材自体が損傷したり、塗膜の剥がれを引き起こしたりする可能性があります。

• 美観の損ない
シーリング材の劣化は、外壁全体の見た目を損ない、建物の資産価値を下げることにもつながります。

このように、シーリング材の劣化は単なる見た目の問題ではなく、建物の構造や居住環境に大きな影響を与えるため、適切な時期にシーリング打ち替えを行うことが不可欠なのです。

外壁シーリングの打ち替え時期を決める2つのサインとは?

建物の外壁にシーリングが使われているけど、これっていつメンテナンスをすればいいの?

と疑問に思ったことはないでしょうか?

外壁シーリングの打ち替え時期を決める2つのサインとは、次の通りです。

①前回シーリングの打ち換えをしてから、5~10年ほど経った
②シーリングが劣化してきた

ちなみに、建物の外壁に使われるシーリング材は一見地味ですが、とても大切な役割を担っています。
また、工事を依頼する中でシーリングのことを「コーキング」と呼ばれることもあります。
こちらに解説してあるので、ぜひ合わせてご覧くださいね。
▶【シーリングとコーキングの違いは?】役割や種類についても解説

では、1つずつ見ていきましょう!

①前回シーリングの打ち替えをしてから、5~10年ほど経った

外壁に使われるシーリングの耐用年数は5~10年ほどです。

ちなみに、外壁塗装と防水工事の耐用年数は10年ほど。
シーリングは、それよりもやや耐用年数が短い傾向にありますね。
外壁塗装、防水工事の耐用年数はこちらからご覧ください。
【雨漏れかも?】ベランダや屋上の防水工事時期はいつ?工事で失敗しない方法とは?
【外壁塗装の塗り替え時期を決める2つのサインとは?】放っておくと〇〇なことに…!

工事をする際は、外壁塗装と防水工事(シーリング工事)は1回でまとめて行うといいでしょう。

ちなみに、これらを同じ業者に頼む場合は、防水塗料と外壁塗料の両方に知識と経験がある業者を見つけましょう。
業者の見極め方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね!
防水工事を失敗しない方法とは?

弊社ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカー・改修工事業者として50年超の実績があります!勿論、防水・シーリングについても、詳しく経験豊富です!

②シーリングが劣化してきた

2つ目のサインは、シーリングの劣化が目に見えて現れてきたときです。

実は、シーリングの劣化の原因は、「施工不備」であることも多いんです…!
劣化を繰り返さないように、原因をしっかり確認しておきましょう。

また、経年劣化の場合、耐用年数はあくまでも「目安」なので、立地条件等によって劣化の度合いは異なっていきます。
そのため、建物そのものの劣化症状に応じて、シーリングを柔軟にメンテナンスすることが重要です。

主な劣化の症状は以下の通りです。

・ひび割れ・破断
・剥離
・肉やせ
・欠落
・ブリード現象(黒い汚れやべたつきなど)

【ひび割れ・破断】

症状:ひび割れ・破断

原因:紫外線によってシーリング自体が劣化してしまったために起こります。シーリング材の寿命であることがほとんどです。

確認方法:「ひび割れ」は細い線のような状態で、劣化が進行すると大きく真ん中が切れる写真のような「破断」状態になります。

放っておくと…:シーリング材の防水効果が落ち、建物に水が浸入してしまいさらにひび割れが加速します。これにより、最終的には中に水が溜まって建物が早く劣化します。

【剥離】

症状:剥離

原因:施工時に下地(プライマー)塗り忘れ、塗りムラ、もしくは地震など外壁の動きに、シーリングの接着強度が耐えられなかったことによって起こります。

確認方法:外壁とシーリングとの間に隙間がないか確認しましょう

放っておくと…シーリングが剥離した場合も、建物に水が侵入して早く劣化する恐れがあります。

【肉やせ】

症状:肉やせ

原因:紫外線によるシーリング自体の劣化や寿命、もしくは施工時にシーリング材のボリュームが足りなかったときに起こります。

確認方法:外壁とシーリングとの間にところどころ隙間がないか確認しましょう。ボリュームが足りない時は、下地部材(バックアップ材)が見えていることもあります。

放っておくと…シーリングが肉痩せした場合も、建物に水が侵入して早く劣化する恐れがあります。

【欠落】

症状:欠落

原因:施工時の下地(プライマー)塗り忘れ、塗りムラ、もしくはシーリング材の選定ミスでうまく接着できなかったことで起こります。

確認方法:シーリングが完全に取れてしまっているか、下地部材(バックアップ材)が大きく見えていることで確認できます。

放っておくと…建物内に水がどんどん入ってきてしまいます。これにより、雨漏れや建物内部の劣化が急速に進行してしまいます。

【ブリード現象】

症状:ブリード現象(黒っぽい汚れが出てきて、べたついてくる症状です。)

原因:シーリング材と塗料の相性が悪く、シーリング材内の「可塑剤」という成分が表面ににじみでてしまうことで起こります。

確認方法:指で触ったときのべたつきや、黒く変色していることで確認できます。

放っておくと…美観を損ねるだけでなく、外壁材の耐久性を低下させてしまいます。

シーリング打ち替えの費用相場

シーリング打ち替えの費用は、主に以下の要素によって変動します。

• シーリング材の種類
シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系、ポリサルファイド系など、様々な種類のシーリング材があり、それぞれ耐久性や価格が異なります。高性能な材料ほど費用は高くなりますが、その分長持ちする傾向にあります。

• 施工面積
打ち替えを行うシーリングの長さや幅によって費用は変動します。一般的に、「m(メートル)単価」で計算されることが多いです。

• 足場の有無
2階建て以上の建物や複雑な形状の建物では、安全に作業を行うために足場の設置が必要となり、その分費用が加算されます。足場費用は、シーリング打ち替え費用全体の約2割~3割を占めることもあります。

• 既存シーリング材の撤去費用
既存のシーリング材を撤去する手間賃も費用に含まれます。撤去が困難な場合や、古いシーリング材が多量にある場合は、費用が上がる可能性があります。

• 業者
業者によって費用設定が異なるため、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

一般的な費用の相場としては、1メートルあたり500円~1,500円程度が目安とされています。
戸建て住宅全体となると、足場費用を含めて20万円~50万円程度が相場となることが多いです。
あくまで目安であり、建物の規模や劣化状況によって大きく変動するため、必ず現地調査と見積もりを依頼しましょう。

シーリング打ち替えの工法と工程

シーリング打ち替えには、主に「打ち替え工法」と「増し打ち工法」の2つの工法があります。

シーリング打ち替え工法のメリット・デメリット

打ち替え工法とは、既存のシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填する工法です。

【メリット】
・既存の劣化したシーリング材を完全に除去するため、新しいシーリング材がしっかりと密着し、高い耐久性と防水性を確保できます。
・シーリング材本来の性能を最大限に引き出すことができます。
・美観も向上します。

【デメリット】
・既存材の撤去作業があるため、増し打ち工法よりも費用と工期がかかります。
・撤去時に外壁材を傷つけないよう、丁寧な作業が求められます。

築年数が経過している場合や、既存のシーリング材の劣化が著しい場合は、打ち替え工法が推奨されます。

シーリング増し打ち工法のメリット・デメリット

増し打ち工法とは、既存のシーリング材の上に新しいシーリング材を重ねて充填する工法です。

【メリット】
・既存材の撤去作業がないため、打ち替え工法よりも費用と工期を抑えることができます。
・比較的軽度な劣化や、目地の深さが十分にある場合に有効です。

【デメリット】
・既存のシーリング材の状態に左右されるため、耐久性や密着性が打ち替え工法に劣る場合があります。
・既存材の劣化が進んでいると、増し打ちしてもすぐに剥がれてしまう可能性があります。
・見た目の仕上がりが厚ぼったくなることがあります。

増し打ち工法は、比較的劣化が軽度で、既存のシーリング材がしっかり密着している場合にのみ選択肢となります。
しかし、長期的な視点で見ると、打ち替え工法の方が安心できる場合が多いでしょう。

シーリング打ち替えの一般的な工程

シーリング打ち替えは、以下のような工程で進められます。

1. 足場の設置(必要に応じて)
安全かつ効率的な作業のために足場を組みます。

2. 既存シーリング材の撤去
カッターなどの専用工具で、既存の劣化したシーリング材を丁寧に撤去します。この際、下地を傷つけないよう慎重な作業が求められます。

3. 清掃
撤去後の目地内部に付着したホコリやゴミ、古いシーリング材のカスなどをきれいに清掃します。プライマーの密着性を高めるために非常に重要な工程です。

4. 養生
シーリング材が周囲に付着しないように、目地の両側にマスキングテープで養生を行います。この養生が仕上がりの美しさを左右します。

5. プライマー塗布
シーリング材と下地の密着性を高めるために、プライマー(下塗り材)を塗布します。プライマーはシーリング材の耐久性を向上させる重要な役割を担います。

6. シーリング材充填
コーキングガンを使って、新しいシーリング材を目地の中に均一に充填します。気泡が入らないように、また、目地の中にしっかりと材料が充填されるように、丁寧に作業を行います。

7. ヘラ仕上げ
充填したシーリング材を専用のヘラで均し、表面を平滑に仕上げます。これにより、シーリング材が目地にしっかりと密着し、美しい仕上がりになります。

8. 養生テープ撤去
シーリング材が完全に硬化する前に、養生テープを慎重に剥がします。

9. 清掃・点検
作業箇所周辺を清掃し、シーリング打ち替えが適切に行われているか最終確認を行います。

シーリング打ち替えを成功させるための業者選びと注意点

信頼できるシーリング打ち替え業者の見つけ方

シーリング打ち替えは、建物の寿命を左右する重要な工事です。
そのため、信頼できる業者を選ぶことが成功の鍵となります。

• 複数の業者から相見積もりを取る
1社だけでなく、複数の業者から見積もりを取り、費用だけでなく、工事内容や使用する材料、保証内容などを比較検討しましょう。

• 実績と経験が豊富か
シーリング工事の実績が豊富で、様々な建物の施工経験がある業者を選びましょう。過去の施工事例を見せてもらうのも良い方法です。

• 資格や保険の有無
建築士や施工管理技士などの資格を持つスタッフがいるか、また、万が一の事故に備えて損害賠償保険に加入しているかなども確認しましょう。

• 丁寧な説明と分かりやすい見積もり
現地調査の際に、劣化状況や必要な工事内容、使用する材料について丁寧に説明してくれるか、見積もり内容が明確で分かりやすいかを確認しましょう。

• 保証内容の確認
工事後の保証(例:雨漏り保証など)が充実しているかを確認しましょう。

• 口コミや評判
実際にその業者を利用した人の口コミや評判を参考にすることも有効です。ただし、情報源の信頼性には注意が必要です。

シーリング打ち替え時の注意点

• 安すぎる見積もりには注意
極端に安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。手抜き工事や質の悪い材料を使用される可能性があります。

• 契約前の確認を怠らない
工事内容、費用、工期、支払い条件、保証内容など、契約書の内容を隅々まで確認し、不明な点があれば必ず質問して解消しましょう。

• 緊急性を煽る業者に注意
「今すぐやらないと大変なことになる」などと緊急性を煽る業者には警戒が必要です。じっくり検討する時間を与えない業者は避けるべきです。

• 工事中の確認
可能であれば、工事中に作業状況を確認し、疑問点があればその都度業者に確認しましょう。

• アフターフォローの有無
工事後の定期的な点検や、不具合があった場合の対応について確認しておきましょう。

シーリング打ち替えは、建物の健康を維持するために欠かせないメンテナンスです。
適切な時期に信頼できる業者に依頼することで、大切なお住まいの寿命を延ばし、快適な暮らしを長く続けることができます。
疑問や不安があれば、遠慮なく専門家に相談し、納得のいく形で工事を進めましょう。

メンテナンスを失敗しないためには?

ここまでお話した劣化症状の原因で「施工不備」があると、1,2年で打ち替えしなければいけない…なんてこともあります。

そのため、次のシーリング打ち替えで失敗しないように、注意すべき点をお話します!

シーリング打ち替えの依頼をする場合は、

  • 施工会社の実績が豊富か
  • 防水や塗装に詳しい専門業者か

これを、必ず確認しましょう!

なぜなら、シーリングや防水工事については材料について詳しくないと「施工不備」を起こす可能性があるからです。
価格が安いという理由だけで業者を選定してしまっては、1,2年でもう一度やり直しということになりかねません。

信頼できる業者」かどうか、良く確認してメンテナンスを検討してみてくださいね。

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外壁シーリング打ち替えは信頼できる業者に頼もう

いかがでしたでしょうか?

外壁のシーリング材は、次の2つのサインを目安に打ち替え工事を行いましょう。

①前回シーリングの打ち替えをしてから、5~10年ほど経った
②シーリングが劣化してきた

②シーリング劣化の場合、「施工不備」による劣化症状も多くあります。

防水工事に詳しく施工実績が多い「信頼できる業者」に工事を頼み、建物を良い状態で長持ちさせましょう。

 

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